平日の朝、起きてから出勤や保育園に送る前の時間は戦争ですよね。
イライラしても仕方ないと分かっていても、つい言ってしまう「早くして!」。
大丈夫、あなただけではありません。
ある調査によると、未就学児を持つ親の9割が平日の朝「早くして」と言っていることがわかったのです。
一体どんなことでイライラしてしまうの?
また、「早くして」で本当に早くなるの?
みなさんの朝の「早くして!」エピソードを聞いてみました。
今年2月、日清シスコが行った調査によると、平日の朝子どもに「早くして!」と1回以上言った親は全体で84%、未就学児のみに絞ると95.5%!
みなさん、朝から本当にお疲れさまです。
一体どんなシーンで「早くして!」と言っているのでしょうか?
⚫︎朝食を食べるのが遅い時
「遊び食べをしたり、テレビに夢中になってなかなか朝食が終わらないとイライラして『早く食べて!』と言ってしまいます」
(31歳/女性/子・3歳)
⚫︎テレビに夢中になっている時
「『もうすぐ出発するから、このお話終わったらお終いね』と言うと『いやー!もういっこ!(1話)』と癇癪がスタートするので、『もう早くして!』とせき立ててしまっていますね」
(29歳/女性/子・2歳)
⚫︎着替えが遅い時
「本当は、本人の自立を促すためにもゆっくり着替えの時間をとって自分でやってもらいたいのですが、『できない〜!』と始まると、イライラして『もう早くやってよ!』とつい言ってしまってます」
(30歳/女性/子・4歳)
朝の時間は親の準備も、子どもの準備も並行してやらないといけないので本当にバタバタ。
時間をとってゆっくりしたくても、そうもいきませんよね。
つい言ってしまいがちな「早くして」ですが、この言葉で子どもの行動が早くなったことはありますか?
きっと、そうは感じていない人の方が多いはず。
さらに、「早くして」を言いすぎると、子どもにプレッシャーを与えたり、過程より結果を重視するようになるなどの悪影響も……。
「5分後に出るよ」、「この針がここに来たら出発だよ」など、具体的な指示を出したり、なぜ早くすることが必要なのかを説明すると、子どもにとってはよりわかりやすいよう。
可能であれば、親も見守りつつ、子どもが自分のペースで物事を行うことを尊重できるとベスト。
とはいえ、ついつい口をついて出てしまう「早くして」。
「遅刻しちゃうから早くしてね」など、理由を伝えることだけでも心掛けられるようにしたいですね。
【参考】日清シスコ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000028960.html
・調査時期:2023年2月
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:現在同居している子どもがいる全国の20~40代男女、800名
・対象条件:平日の朝、回答者自身が子どもの世話をしている、または3~15歳までの子どもがいる家庭