旬の果物を楽しむことは、その時期ならではの味わいと1年の中で最高潮となる栄養を堪能できるすばらしい機会!
8月はとくに桃が旬を迎え、その甘い香りとみずみずしくジューシーな果肉を楽しむことができます。
ゼリーやジャムなどの加工品もおいしいですが、やっぱり生で食べるのが一番!
今回は、桃の栄養素やおいしい桃の見分け方などについてご紹介します。
桃の節句と言われるひな祭りは3月3日ですが、その時期に桃を食べることはできません。
実はひな祭りは古代中国から伝わったイベントで、日本ではちょうど桃の花が咲くころ。
春の季語でもある桃の花にちなみ、日本ではこの日が「桃の節句」と呼ばれ祝われるようになりました。
その桃自体も女の子の健康と成長を願うひな祭りと深く関わりがある食べ物。
桃は食物繊維が豊富なので、女性が悩みがちな便秘改善に効果があるのだとか。
また、「桃の葉ローション」などで知られるように、桃の葉には子どものあせもや肌荒れを防ぐ効果もあるとされています。
さらに、桃の甘い香りは女性特有のストレスを和らげるアロマ効果があるという言説も⁉︎
こういった効能からも、桃がひな祭りにぴったりなのがわかりますよね。
どうせ買うなら甘くておいしい状態のものを選びたいですよね。
どんな状態の桃が食べごろなのか、目利きするポイントをご紹介します。
⚫︎形がきれいなもの
真上から見た時にやや横長、楕円のような形で左右のバランスが取れているものを選びましょう。
形がいびつなものは、成長過程で何か問題があったり味にもばらつきがあることが多いため、避けた方が無難です。
⚫︎皮に白い斑点がある
皮にある白い斑点は「果点」と呼ばれ、成長過程で糖度が上がってくると、皮に細かい亀裂が入りできるもの。
これが多いと甘くておいしい桃ということになります。
⚫︎産毛があり均等に色付いている
全体的にムラなく赤〜ピンクに色付いており、まんべんなく産毛が生えているものを選びましょう。
青みがかっていたり、褐色になっているものはまだ硬かったり、痛んでいる可能性があるので避けるべき。
スイカ意外と知らない桃の切り方。
覚えてしまえばとっても簡単です!
①桃のお尻のくぼみに沿ってぐるりと一周切りこみを入れます。
②①を両手で優しく持ち、互い違いに捻りながら2つに分けます。
③1切れずつにカットしたら、皮と果肉の間に包丁を入れ、皮を剥きます。
8月の桃は、甘さと栄養が一体となって、まさに自然の恵み。
選び方と食べ方を押さえて、この時期旬を迎える桃をぜひこの夏に味わいましょう!