OniGO通信【完全保存版】キャベツの切り方を写真付きで徹底解説!部位ごとのおすすめ調理法もご紹介
【完全保存版】キャベツの切り方を写真付きで徹底解説!部位ごとのおすすめ調理法もご紹介

【完全保存版】キャベツの切り方を写真付きで徹底解説!部位ごとのおすすめ調理法もご紹介

野菜・果物 2024年5月7日

レシピを見ながら料理をしていると、「色紙切り」や「くし切り」のような聞き慣れないワードが出てきて『困った!』という経験はないでしょうか。
キャベツは、様々な料理に出番の多い野菜なので、基本的な切り方を覚えておくと調理の工程がスムーズに運びます。
この記事では、誰でも簡単に実践出来るキャベツの「切り方」や「切り方の名称」を写真付きで詳しく解説します。
また、キャベツの下ごしらえから保存方法、特徴や用途に合わせた切り方、おすすめの調理方法まで幅広くご紹介しますので、よろしければ普段の調理にお役立てください。

目次

1. 4つの部位の特徴とおすすめの調理方法

外葉

内葉

中心葉

2. 【下準備】
キャベツ一玉を解体してみましょう

<解体工程①>

外側の硬い葉をはがす

<解体工程②>

切り込みを入れる

<解体工程③>

芯をくり抜く

<解体工程④>

葉をはがす

3. 初心者でも簡単】
キャベツの切り方4選

千切り

ざく切り

くし切り

色紙切り

4. 余ったキャベツの簡単保存方法
5. おわりに

1.4つの部位の特徴とおすすめの調理方法

まずキャベツは一玉を解体すると、下記の4つの部位に分けることが出来ます。

4つの部位
<1、外葉 2、内葉 3、中心葉 4、芯> 



まずは、4つの部位の特徴とおすすめの調理方法をご紹介します。

1、外葉




2、内葉




3、中心葉




4、芯



※2、参考文献 工藤美奈子・小泉昌子・山本遼・倉田幸治・千代田路子・有泉雅弘・峯木眞知子著
『未利用資源「キャベツの芯」の成分とそのギョウザたねへの活用』日本家政学会誌 2021 ,72 (10), p.664-672
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhej/72/10/72_664/_pdf

2.【下準備】キャベツ一玉を解体してみましょう

それでは、キャベツ一玉の解体方法を写真付きでご紹介していきます。 

解体工程①外側の硬い葉をはがす

特徴
外側の硬い葉は、食べられないことはありませんが、キャベツ特有の香りが強く、食感は筋張ったように感じやすい部分です。
無駄にしたくないという方は、葉脈(筋)を断つように細かく切って、炒め物にすると良いでしょう。
また、キャベツ特有の香りは、キャベツに含まれるイソチオシアネートやポリフェノールなどの物質が関与しており、水にさらすことで除去されます。
こちらの部位に限らず、キャベツの香りが気になるという方は調理前に水にさらすことをおすすめします。※1

1、参考 農林水産省 | 消費者相談
https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1703/01.html

解体工程②切り込みを入れる


解体工程③芯をくり抜く


解体工程④葉をはがす



解体の工程は以上です。解体工程4で、外葉5枚内葉5枚合わせて10枚を丁寧にはがしていけば、中心葉だけが残ります。
これで4つの部位<1、外葉 2、内葉 3、中心葉 4、芯>に分けることが出来ました。

3.【初心者でも簡単】キャベツの切り方4選

キャベツには、それぞれの料理ごとに適した切り方があります。
基本の「切り方」と「切り方の名称」を覚えて、料理の見映えも味もワンランクアップさせましょう。

①千切り


千切り工程1
好みの大きさにカットし、上から軽く体重をかけて、切りやすいようにキャベツを平らにします。

千切り工程2
繊維が縦方向になるように置き、端から1㎜以下の厚さになるように細かく刻みましょう。 水にさらすことでシャキシャキ感が増します。
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千切り調理例とワンポイントアドバイス
千切りには2通りの方法があり、繊維に沿って包丁を入れる方法と、繊維を断ち切るように包丁を入れる方法です。
繊維に沿った方法では、歯ごたえの良いシャキシャキ食感に仕上がり、繊維を断ち切る方法では、口当たり柔らかな食感に仕上がります。
両者を食べ比べてみると、歯触りが全く違うのでよろしければ一度試してみてはいかがでしょうか。
また、忙しい朝など包丁を使って千切りをするのがちょっと面倒と感じる方にはピーラーをおすすめします。
軽い力で削るだけであっという間に千切りキャベツが出来上がる上に、包丁やまな板が不要な為洗い物も少なく、時短にもつながります。

②ざく切り


ざく切り工程1
好みの大きさにカットし、3㎝幅に切ります。

ざく切り工程2
切る向きを90度変え、3㎝四方の大きさになるように切っていきます。
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ざく切り調理例とワンポイントアドバイス
ざく切りは生でも火を通しても、しっかりとした食べごたえを感じることが出来るでしょう。 また、切る時に出来るだけ大きさを揃えることにより、均一に火が入ります。

③くし切り


くし切り工程1
キャベツを半分にカットします。

くし切り工程2
半分にしたキャベツを放射状に切っていきます。
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くし切り調理例とワンポイントアドバイス
煮込み料理に使う場合は、少し大きめにカットすることをおすすめします。
大きめにカットすることにより、キャベツの葉と葉の隙間にスープが入り込みます。
その結果、スープが絡む面積が増え、食べた瞬間、口の中いっぱいにスープが広がります。 

④色紙切り


色紙切り工程1
好みの大きさにカットし、1㎝幅に切ります。

色紙切り工程2
切る向きを90度変え、1㎝四方の大きさになるように切っていきます。
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色紙切り調理例&ワンポイントアドバイス
汁物に浮かべれば見映え良く仕上がり、また、ニンジンやホウレン草などと合わせることにより料理に彩りを添えてくれます。

4.余ったキャベツの簡単保存方法


『キャベツを丸々1個買ったけれど、新鮮なうちに使い切ることが難しい』という方も多いのではないでしょうか。
実は、キャベツは芯があることで収穫後も成長を続けると言います。
その為キャベツを購入したら早々に芯をくり抜くことをおすすめします。
さらに、くり抜いた芯のところに濡らしたキッチンペーパーを詰めて冷蔵保存することにより、日持ちが良くなります。
もし、丸々1個冷蔵庫に入り切らない場合は、冷蔵庫の隙間に入るように切り分け、切り分けた断面にラップをかぶせたり、ビニール袋に入れたりして、乾燥を防ぐと良いでしょう。
尚、ラップなどで完全に切り口を塞いでしまうと湿気が多過ぎて腐敗の原因になることがありますので、ラップやビニールには小さな穴を開けておくと良いでしょう。

5.おわりに


この記事では、キャベツの「切り方」を中心にお伝えしてきました。
キャベツは、切り方ひとつで調理方法や食感、風味まで違って感じられます。
切り方を知ることは、美味しく食べることや、料理の幅を広げることにもつながるのではないでしょうか。
今回ご紹介した切り方はキャベツ以外の食材にも応用が利く為、今後料理をする上で強い味方となってくれるはずです。
ご紹介した4つの切り方をマスターして、是非様々な料理にお役立てください。
キャベツの更に詳しい保存方法や、レシピが知りたいという方は、下記の記事で詳しくご紹介しています。
よろしければご覧ください。

キャベツは冷凍できる?
正しい保存方法と栄養や大量消費レシピ7選も!


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