目黒区といえば、目黒区をはじめ、自由が丘や中目黒などの東横線沿いも人気のおしゃれエリア。
高級住宅街のイメージもあり、治安が良く人気の街です。
一方で高所得者向け物件も多く物価は高め。
子育て世帯が住む場所としてはどうなの?と思う方もいるかもしれませんね。
実は、目黒区はママにも子どもにも嬉しいサポートがいっぱい!
今回は、そんな目黒区の子育て支援についてご紹介します。
東京都心近くに位置し、住みやすい環境、多くの商業施設、緑豊かな公園などがあるため、ファミリー層から若者、高齢者まで多くの人々に人気のエリア。
面積は約14.7km2で、学校や美術館などの文化施設、緑豊かな公園や緑道などが揃っており、住宅街は閑静。
交通の便もよく、住みやすいと言えるでしょう。
目黒区は子どもが自らの意思で成長できる「子育ち」をコンセプトに、子どもと子育てにやさしい街づくりを目指しており、誰もが安心して生活できる施設や環境の整備が進められています。
都心部でありながら緑が多く、芝生やじゃぶじゃぶ池もある目黒区民キャンパス公園や、目黒不動尊の裏に隣接する目黒区で最も古い不動公園、水上散歩や動物ふれあい広場もある碑文谷公園など大きめの公園もたくさん!
祐天寺のみ魂祭りや自由が丘の女神祭り、目黒区民祭り(さんま祭り)など大規模なお祭りなど、家族で参加できる催しも多め。
また、寄生虫博物館や東京都写真美術館、自然いっぱいの旧前田公爵邸など文化的なおでかけも楽しめます。
目黒区の保育所の数は2023年時点で118施設(うち区立16、私立80、認定こども園9、小規模施設11、事業所内保育所2)。
過去には待機児童が多く、平成29年には全国ワースト3位の待機児童数を叩き出し子育て世代からの不満も上がっていましたが、ここ数年に改善を重ね、待機児童数は2021年から2年連続0を記録!
クラス(年齢別) | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 |
---|---|---|---|---|---|
0歳児クラス | 41 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1歳児クラス | 35 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2歳児クラス | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 |
3歳児クラス | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
4歳児クラス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
5歳児クラス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
合計 | 79 | 0 | 0 | 0 | 0 |
しかし、都市型の園が多いこともあり、園庭を設けていない保育所がほとんど。
そのため、保育士と園児たちを駒沢オリンピック公園などの大きい公園まで送迎する「ヒーローバス」という取り組みを全国で初めて実施しています。
対象となるのは、園庭のない保育所に通う満4歳以上の園児のみですが、たくさんの園児たちがのびのびと屋外で遊ぶことができる人気の事業となっています。
産前〜産後、子育て期の終わりまで様々なサポートが整っている目黒区。
中でも出産・子育てに関わる、目黒区ならではの制度をご紹介します。
・ゆりかご事業
妊娠後面談を受けるとゆりかご応援グッズ(育児用品カタログギフト1万円相当)と国の出産応援ギフト(電子クーポン5万円分)を受け取ることができます。
オンラインでも面談可能なので、つわりなど体調に不安がある方には嬉しいですね。
・新生児誕生祝金
出産時、住民登録が目黒区にある世帯に対し、新生児1人につき2万円を支給します。
・36万円分無料!シッター補助
産後ぜひ活用したいのが、0〜5歳を対象に実施しているベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)。
突発的な用事やリフレッシュなどの目的により、一時的に保育が必要となった場合や、ベビーシッターも一緒に保育を手伝って欲しい場合など、ベビーシッターを利用する際に料金の一部を助成する制度です。
1人あたり1時間2,500円(7時〜22時)の助成で年144時間までのベビーシッター補助が受けられます。
保育所に通っていても利用が可能なので、保護者の体調不良や美容室に行きたい、育児疲れなど、どんな理由でも利用できて助かりますね。
※夜間は1時間3,500円(22時〜翌7時)
※入会金、会費、オプション料、交通費、キャンセル料、保険料など一時預かり以外の費用は助成対象外です。
・私立幼稚園児への補助金
前項でご紹介した通り、目黒区は私立幼稚園が多いため、「入園料補助金」「保育料補助金」「施設等利用給付(無償化事業給付金)」の三種類の補助金を受け取ることができます。
入園料補助金は、その名のとおり、子どもが私立幼稚園に入園したときに支払った入園料に対する補助金。
世帯の所得にかかわらず一律60,000円以内(ただし入園料が補助金額を下回る場合はその額まで)が支給されます。
ただし、支給は1人につき1回限りなので、転園した場合2回目の補助金を受け取ることはできません。
保育料補助金は、私立幼稚園に支払った保育料及び学納金(施設維持管理費、冷暖房費等)に対する補助金です。
補助金額は、世帯状況や区民税所得割課税額により異なるため、区のホームページをチェックしましょう。
(参考:補助金限度額表(PDF:203KB))
施設等利用給付(無償化事業給付金)は、私立幼稚園に支払った入園料及び保育料に対する補助金です。
世帯の所得にかかわらず、月額25,700円(年額308,400円)までが補助されます。
ただし、入園料と保育料の合計負担額が月額25,700円(年額308,400円)以下の場合、実際の負担額までが支給されます。
・子ども医療費助成
0〜18歳になるまでの間、保険内診療の自己負担分が助成されます。
装用具(治療用メガネなど)で健康保険から給付されるものも対象です。
「子育ち」をコンセプトに、子ども自身の意思で成長ができることに重点的に取り組んでいる目黒区。
地域の中で安全で安心して子育てができる環境づくりがされており、子育て世帯に優しい目黒区はおすすめできる区のひとつです。
行政だけでなく、区民も積極的に子育て支援に取り組み、地域全体で子育てをしていこうとしている様子が伝わってきますね。
23区の中で家賃相場が高いエリアではありますが、そのぶん自然や大きい公園がたくさん!
子どもをのびのび遊ばせるのにぴったりの区です。
これから引越しを検討している方は、今回ご紹介した制度などを参考に、ぜひ目黒区での子育てを検討してみてくださいね!
※2023年8月時点の情報です。