旬の果物を楽しむことは、その時期ならではの味わいと1年の中で最高潮となる栄養を堪能できる素晴らしい機会。
7月はとくにスイカが旬を迎え、シャキッとした爽やかな甘みを楽しむことができます。
水分量が多いので、暑い夏にはピッタリのフルーツ。
今回は、スイカの栄養素やおいしいスイカの見分け方などについてご紹介します。
スイカは、夏の象徴とも言える果物。
黒と緑の縞模様という特徴的な見た目と爽やかな甘さがその魅力!
また、スイカにはビタミンA、C、ナトリウム(塩分)の排出を助け、血圧を下げる作用のあるポタシウムなどが豊富に含まれており、夏バテ予防にも役立つとされています。
おいしいスイカを見分けるコツは、まず重さです。
同じ大きさでも、重いほど水分がたくさん含まれていてジューシーな証拠。
音を確かめるのも重要で、手で軽くたたいたときに「ポンポン」と全体から高めの音がするものが良質です。
「ボンボン」と鈍く低めの音がするものは熟しきっているため、スイカ全体にうまく振動が伝わらないのです。
かと言って、音が高すぎるものは水分量が多すぎて若すぎることも。
スイカは収穫した時点から追熟する果物ではないので、スーパーなどでは迷惑にならない程度にいくつか優しく叩いてみて、音の違いを聞いてみましょう。
スイカはそのまま食べるのが一番!
しかし、冷やすと爽やかさが増してさらに美味しくなります。
また、スイカの果肉をくり抜いて、皮をボウルがわりに使いフルーツポンチを作るのも楽しいですよ。
スイカの甘さは、温度によって変わります。
冷やすことで果糖の甘さが際立ち、爽やかな味わいに。
一方で、室温で保管するとアミノ酸が増えて旨味が強まります。
その日の気分や食事のメニューに合わせて、適切な温度で食べてみてください。
また、スイカの中で最も甘い部分は、底面(地面についていた部分)の中心に近い部分です。
理由は、スイカが成長する過程で糖分が重力により底面に集まるから。
さらにスイカの中心部は成長の早い部分であるため、糖分が多く蓄積されるので、外側はあっさりとした甘み、中心になるほど甘くなるというわけなんです。
7月のスイカは、甘さと栄養が一体となって、まさに自然の恵み。
選び方と食べ方を押さえて、この時期旬を迎えるスイカをぜひこの夏に味わいましょう!