12月から1月の寒くなる時期に旬を迎えるいちご。
赤い見た目と甘酸っぱい味わいで、老若男女問わず人気のフルーツです。
これからの時期、いちご狩りなどに出かける方も多いのでは?
そんなときに役立つ、おいしいいちごの見分け方や、いちごに含まれる栄養素などについてもご紹介します。
今では12月ごろから、品種によっては6月ごろまで収穫ができるいちごですが、実は本当の旬は春〜夏。
冬の寒い時期に栄養を蓄え、春に花を咲かせて、初夏に実をつけるというのが従来のいちごのパターンでしたが、クリスマスシーズンにいちごを収穫できるよう品種改良やハウス栽培を行った結果、現在では冬に旬を迎える品種が多くなってきたというわけなんです。
現在春〜秋に流通しているいちごは輸入物がほとんどで、ケーキなどに使用されることが多いですが、甘みはやはり冬ものにはかないません。
さらに驚くべきことに、いちごについている「つぶつぶ」、種だと思っていませんでしたか?
実はあれこそがいちごの本体で、一粒一粒がいちごの果肉なんです。
そしていちごだと思っていた赤い部分は「偽果」と呼ばれ、いちごのつぶつぶを支える土台のようなもの。
つぶつぶの果肉の中に種があるので、一定条件下でいちごを放っておくと、粒の1つ1つが発芽して緑色に覆われます。
とはいえ、いちごがおいしいことには変わりがありませんが、今度いちごを食べるときにはぜひつぶつぶにも注目してみてくださいね。
寒い時期に旬を迎えるいちごは、冬の健康維持に役立つ栄養も豊富です。
なかでもビタミンCはみかんの2倍にもなるとされ、美容にも効果のあるフルーツなんです。
栄養素 | 含有量 | 栄養素の効能 |
---|---|---|
水分 | 91 g | 体の水分バランスを維持 |
ビタミンC | 59 mg | 抗酸化作用、免疫力の向上 |
糖質 | 7.7 g | エネルギー源 |
食物繊維 | 2 g | 消化器系の健康維持、便通改善 |
葉酸 | 24 µg | 細胞分裂と胎児の成長を促す |
カリウム | 153 mg | 細胞内の電解質バランス維持、むくみ解消 |
マグネシウム | 13 mg | 筋肉や神経機能のサポート |