日々の生活の中で、子どもとの話し方について意識したことはありますか?
今回は、子どもとのコミュニケーションをより楽しく、より効果的にするための科学的に証明されたテクニックをご紹介します。
ちょっとしたテクニックを使って、子どもの言語力や感情調節能力を育てましょう!
子どもとの会話は日々の一部ですが、その一言一言が子どもの思考力や感情表現を育てる重要な糧となります。
少しの工夫で、子どもとのコミュニケーションをより深めてみませんか?
オープンエンドとは、「はい」「いいえ」で回答できない質問形式のこと。
子どもの思考を深めるために、単に「今日は保育園楽しかった?」と聞くのではなく、「保育園で何が一番楽しかった?」と具体的に尋ねてみましょう。
これにより、子どもは自分の経験を具体的に思い出し、言葉で表現する練習ができます。
子どもが「公園でお友達にいやなことされた」と言ったとき、「それは辛かったね、お友達にいやなことされたんだね」と子どもの言葉を反復してみましょう。
こうすることで、子どもは理解されていると感じ、信頼感に繋がると言われています。
子どもが「うわーん!」と泣いたとき、「おもちゃが壊れて悲しいね」と言葉で感情を表現してあげましょう。
これにより子どもは感情の理解を深め、自分の感情を言葉で表現する力を育むことができます。
共感は理解と信頼を得るために有効な方法です。
子どもが「縄跳びできない!」と悔しそうにしたとき、「ジャンプするのが難しくて、悔しい気持ちになるよね。ママも同じような気持ちになることがあるよ」と共感を示すことで、子どもは理解されていると感じ、安心できます。
いろいろな場面で子どもの気持ちに寄り添い、共感することを試してみましょう。
パラレルトークは、子どもが行っている行動や感じている感情を、親が同時に言葉で表現する会話のテクニック。
たとえば、子どもがおもちゃで遊んでいるとき、親が「ブロックを積み上げているね。高くなってきたね!」「赤いクレヨンでりんごの絵を描いてるんだね」といった具体的なコメントをするのがパラレルトークです。
これにより、子どもは行動とそれを表す言葉の関連性を理解し、語彙力を増やすことができます。
さまざまな状況や感情を言葉で表現する能力を高めるのにも有効です。
毎日なんとなく交わしていた会話も、少しのテクニックを意識することで子どもの反応は変わります。
子どもが何をしているか、どう感じているかを観察し、それに対して適切な言葉をかけることで、親と子の間のコミュニケーションを深めることができますよ。
これらのテクニックを日々の生活に取り入れて、子どもとの会話をより楽しいものにしてみてくださいね。